毎年苦しめられるスギ花粉。
特に今年の春は、去年の長引く猛暑により、スギ花粉の症状が辛い人もいるかもしれません。
若い時から30年にわたり、スギ花粉症に苦しんでいました。
去年夏から1年近く「シダキュア」により治療をした経験をもとに、効果、費用についてまとめてみようと思います。
【シダキュア体験談】効果はあるの?【ブログ】
私の場合、スギ花粉への効果はてきめんでした!
シダキュアを始める前の症状は、次の通りです。
- 頑固な鼻づまり、連発するクシャミ、水のような鼻水
- 抗アレルギー薬で、鼻づまりだけは抑えられる
- 抗アレルギー薬で、日中はひどい眠気が起きる
外出時にはマスク・帽子・メガネの3点セットが欠かせませんでした。
でもマスクやメガネのすき間から、花粉が侵入してくるんですよね・・・。
シダキュアでどのくらい症状が改善したの!?
1年間シダキュアを続けて、私の場合はここまで改善しました。
- 晴れた日でも、クシャミ鼻水鼻づまりの大発作が起きていない
- 夜や早朝の発作が起こらず、安眠をさまたげない
- 目のかゆみが起きなくなった
まだシダキュア1年目で治療途中のため、抗アレルギー薬や例年通り、服用しています。
なんなん
治療後1〜2か月に起きた「ノドの違和感」が収まったころから、スギ花粉への耐性がついてきたのかもしれません。
次はシダキュア服用にかかった費用について、お話します。
【シダキュア体験談】費用は?薬価について【ブログ】
シダキュア受診、今月の処方にかかった費用をお伝えします。
14日ごとの受診で
- アレルギー病院への支払い 1か月(2週間、3割負担)1310円
- 薬局への支払い 1か月(2週間、3割負担)1100円
現在、1か月あたり5000円前後、支払っていることになります。
薬価のほかに、病院への通院費用が必要となります。
私の場合、1年間で5万円支払ったことになります。
これを高いと考えるか必要経費と考えるかは、その人の症状次第になるかもしれません。
【スギ花粉舌下錠】シダキュア・シダトレンとの違い、長期処方について
「シダドレン」は、シダキュアより早い時期から利用できたスギ花粉症治療の舌下錠です。
しかしシダトレンな液状で冷蔵保存の必要があり、旅行先や職場に持って行きにくく、常温での持ち運びに不自由があったとされています。
2018年に認可されたスギ花粉舌下錠「シダキュア」は、常温で保存できる、固形状の薬です。
保管、持ち運びとも、シダキュアより便利になっています。
シダキュアはどのくらい続けないといけないの!?
3年くらいを目安に続けましょう、と最初に言われました。
スギ花粉の飛んでいないオフシーズン、夏(秋)に治療を開始します。
- 初めの7日間:黄緑・・・2000JAU
- 8日目〜3年くらい:ブルー・・・5000JAU
JAUというのは、アレルゲン活性単位(Japanese Allergy Units)のことです。
ブルーの薬になり、量が増えて2〜3か月くらいしてから、ノドの違和感が続いた時期がありました。
しかしその後も続けたら、ノドの違和感は治ってきました。
多少の副作用は、スギにアレルギーがある証拠なので、服用を続けましょうと言われました。
【まとめ】シダキュア体験・効果・費用について
30年続くスギ花粉症ですが、長年夢にまでみた舌下錠による根治治療薬が試せるまでの時代になりました。
スギ花粉症は直接命に関わるような病気ではありませんが、花粉の飛散シーズンには、患者のQOLをいちじるしく低下させます。
マスク、アレルギー薬の服用、移住、いずれも若干の効果はありますが、それほど大きな改善はのぞめません。
全てのスギ花粉患者に同じ効果があるかどうかわかりませんが、症状の辛い人ほど、軽減効果が期待できるのではと、実際に続けてみて思いました。