[骨折完治?]実家の母親が右手首骨折した途中経過

こんにちは。なんなん(@nannanchannel) です。

今年の9月はじめ、実家の母が歯医者の駐車場で一人で転倒して右手首を骨折しました。

2ヶ月通院してギブスも取れ、あとは使って動かして元に戻すだけ…と本人が言うのでもう治ったものだと思っていました。

しかし昨日電話で話を聞いてみたところ、骨折前のように利き手の右手が使えていないようです。

骨折の完治報告というより途中経過になりそうな記事ですが、70代前半の実母の骨折2ヶ月後の様子を書いてみます。

包丁が握れていません

炊事仕事ですが、包丁が以前のように使えてないです。

右手で包丁をもち、左手にりんごをもって、りんごの皮をクルクルむくような動作はまだできていません。

実母はかぼちゃの煮物が好きなのですが、固いかぼちゃをまな板にのせ、包丁で一口サイズにカットするのもまだできません。

骨折通院中、5日に1回ペースで実家に通っていました。

自家用車で20分くらいでけっこう近いんです。

行くと毎回スーパーで買い出しに連れていって、かぼちゃ買ってわたしがかぼちゃの煮物を作ってました。

かぼちゃの種とってカットして煮て味付けして…みたいな。

骨折のギブスが取れて通院も終えリハビリ段階のようですが、まだ実母は自分でかぼちゃの煮物を作れてません。

チューリップ植えられません

今週末に久々に実家にヘルプに行くことにした理由が、実母が植えたがっている「チューリップ」を11月中に植えられそうにないからです。

利き手でスコップをもち、固い土をほじって穴をあけ、チューリップの球根を深く埋めてまた土をかけるという一連の作業が、手首の骨折によりまだできそうにないです。

わたしがピアノの勉強をしていて知ったのですが、ピアノを弾いている最中に手首をひねるような動作をいろいろします。

手首を上下、左右にだけ動かすならそう複雑な動きでないんですけど、たとえばドライバーを持ってネジを回すような動作は、斜めに動かすため手首に負担がかかります。

最近では上下レバーが多いですが、洗面台の蛇口で、右や左に回してひねる水道のはキュッキュッと回すときに手首に負担がかかります。

日常の動作で手首をまわす、ねじるような動きがけっこうあって、手首を骨折してしまうと「ねじり」の動作が苦手になってしまいます。

「治るのに2ヶ月かかったから、元通りに回復するまで4ヶ月」と実家の母本人は言ってました。

治る前は「2ヶ月で治る」とずっと言っていたので、その2ヶ月を過ぎてからは「4ヶ月」と自ら認めたようです。

次は「治癒」でなく「リハビリ」には倍かかる話をします。

リハビリを終えるまで2倍の期間がかかる

70代という年齢柄もあるのでしょうけど、2ヶ月で骨がくっつくとしたら、元通りに手首を使えるようになるまで、2倍の期間の4ヶ月かかるようです。

実母も実際に自分が骨折してみなかったら、こんなに長い期間かかると思ってなかったようで、おそらく前のように動かない手首にもどかしさを感じているようです。

使わないと機能が回復しない、でも使い過ぎで体を痛めることはある。

このさじ加減が自分でむずかしいようです。

治ってない話だけでなく、手首が2ヶ月で治って自力でできるようになったことも書いてみます。

車の運転はできるようになるまで回復した

手首骨折中に実母が一番不自由していたことは、車の運転ができなかったことでした。

実父も去年脳こうそくになり車の運転をやめたため、老夫婦2人家族の買い物の足を支えていたのは実母の運転だったのです。

スーパー買い出しのうち牛乳、ジュースなど1Lの重たいもの。

耳鼻科、皮膚科、整形外科など臨時の病院通い。

徒歩10〜20分歩けば行ける距離にありましたが、いつも車で行っていたのに車でいけないとなると不自由でした。

わたしが5日に1回実家へ行って、老夫婦2人をスーパーや病院に連れていきました。

そのほか惣菜など軽い買い物、天気の良い日の通院は、歩いて自力で用を足したようです。

実母のギブスが2ヶ月で取れ、車の運転はできるようになりました。

ハンドル操作で少し手をひねりますが、りんごの皮むきのように小さいカーブでないのでハンドルは回せてます。

「パソコンは脳、車は足」と、実母とわたしは2人でよく相互確認をします。

パソコンで脳を拡大し、車の運転で足の能力を拡大するという意味です。

田舎住まいのためバスが乏しく、車の運転ができないと「アシ」の拡大ができなく、ギブス中は外出に不自由しました。

ギブスがはずれてようやく近所のスーパー、趣味のダンスサークル、通院など近くの運転は骨折前と同じように車を出せるようになりました。

紅葉見物など、車で山道を1時間走るような運転はまだまだ出来そうにありません。

車の運転も完全回復ではなく、6〜7割の回復です。

1泊温泉旅行には行けました

骨折から2ヶ月、前々から1泊温泉旅行の約束を友人としていましたが、無事スケジュール通り行って来れました。

交通手段は電車で、駅までタクシーを使いました。

この1泊旅行に行けたのは、自分で服の脱ぎ着ができるようになったのではと思います。

手首のギブスが取れないときには、服の脱ぎ着は実父に手伝ってもらってました。

4〜5人と大人数で旅行したので少し疲れてしまいましたが、泊まりの旅行に行けたのは実母の回復の励みになりました。

旅行というのは衣食とちがってどうしても生きて行く上でやらなければならない義務ではありませんが、旅行や趣味をいつも通りできないとストレスがたまって病気になるのは、以前自然災害(地震)で遊びに出れなくなった経験で有名になりました。

旅行、趣味のダンスサークル、車でのお出かけが以前通りできるようになって、実母の手首はようやく完全回復になるのだと思います。

ギブスが取れるまで2ヶ月、手首が元通りに使える完全回復までは4ヶ月かかりそうです。

[骨折完治?]実家の母親が右手首骨折した途中経過まとめ

ギブスをはめていた9〜10月は実母も「治さなきゃ」と気が張っていて、意欲的にできることは自分でとこなしていました。

できるだけ一人で買い物や病院に歩いていったり、生ゴミまとめや掃除など人の手を借りずに。

しかしギブスが取れて安心したのとリハビリまで長期間になっているのとで、少々気弱になっているのではと先日の電話で話したときに感じました。

11月の寒さ、雨がちの季節がそう感じさせるのかもしれません。

実母の母、わたしの祖母は車の運転もせず、行動半径がそう広くなかったので骨折もしたことありませんでした。

実母は祖母より行動半径が広く、一人で何でもしようとするので、これからも骨折などケガするかもしれません。

わたしも実母より行動半径さらに広い、もっと早い年齢で転倒、ケガするかも…などと考え始めると、きりがなくなってきました。

今週のこと、今月来月のことなど、目先のことで出来ることをやっていくしかないです。

実母の手首が年内には完全に良くなる予定でいるので、しばらくはそのことに集中しようと考えています。

去年の実父の脳こうそくでは、全部実母が看病したため、娘のわたしは何もしませんでした。

実母が利き手をケガしただけで、実家の家事機能が9割5部ストップしています。

世代により重症度が違いますが、家事能力の男女比が実家もわたしの家もひどいので、女性がケガしても男性がケガしても生活の質が落ちないよう、男性の家事能力も何とかしてもらいたいなと感じた実父、実母の病気とケガでした。

来月もう1回、骨折の話題で完治レポになるといいなと思っておわりにします。