【2017スギ花粉症】2017今年もつらいよ!薬と対処方法【鼻水・微熱・注射・減感作療法】

みなさまこんにちは。アレルギー体質のなんなん(@nannanchannel) です。

毎年3〜4月の2か月間、重症のスギ花粉症に悩まされています。

主症状はくしゃみ、鼻炎、鼻づまり、他に目のかゆみがあります。

花粉の飛散が激しいときには、処方薬を飲んでも、微熱、悪寒、胃の膨満感などのアレルギー症状が出ます。

花粉症歴はちょうど二十歳のときからで、今年で29年目になります。

一次的な症状とはいえ、この辛く苦しい花粉症とどうやって付き合っているのか、体験をまとめてみます。

スギ花粉症2017、くしゃみ、鼻水、鼻炎全般の対策は?

スギ花粉の飛ぶ季節に、医師から処方された薬を飲んでいますが、「飲まないよりマシ」程度で、どうにもならない日々を過ごしています。

アレルゲンが鼻の中に入らなければ何も起きないのですが、入ってしまったら猛烈な症状が出るのは抑えられないですね。

アレルギー症状らしい仕組みです。

くしゃみ、鼻水、鼻炎をどのように対策してるかといいますと

・鼻炎発作が出たら筒状に丸めたティッシュを鼻に詰めて、マスクで隠す

・鼻の奥から咳き込むような激しいクシャミの連発が止まらなくなるので、椅子に座る、柱につかまるなど体を固定してよろけないようにする。

・冷やした濡れタオル、電子レンジでチンした蒸しタオルを、顔や鼻の付け根、おでこなどに当てて苦痛を緩和しますが気休めです。

・ティッシュで鼻水をぬぐうと鼻が痛くなるので、ガーゼのハンカチがあると洗って繰り返し使えるし肌にも優しくてベストです。

・下を向くと水道の蛇口をひねったように透明な鼻汁がタラタラ流れるので、顔は常に正面を向けておく。

残念ですが「これをしたら鼻水がピタリと止まって鼻炎で腫れた鼻粘膜が治る」みたいのはわたしの場合ありません。

病院で処方された「抗アレルギー薬」のおかげで「鼻づまり」からは逃れられています。

自分でできることとしてはマスクをする、上着の花粉を払う、晴れた日の外出は控えるといった一般的な対処です。

ただ自宅内でも、キッチンで料理している時に換気扇を回しただけで、花粉が「ぶうわぁ〜」っと侵入してくるのがわかるため、「何をしても無駄」とあきらめモードです。

スギ花粉症で頭痛、微熱も起こってる?

わたしの場合、スギ花粉症で発作が起こると、顔や頭がひどくボーッとして、熱っぽくなります。

体感温度としては「37度あるでしょう」と思うのですが、検温してみると平熱で「おかしいなぁ」と思います。

顔や頭のあたりだけ発熱していて、体には影響ないのかもしれません。

頭痛ですが、わたしはあまり頭痛が起きにくい体質なので、花粉症で頭痛になったことはまだありません。

でも花粉症で頭痛がして、身動きできなくなるほど辛いという話も聞いたことがあります。

花粉アレルギーから来る頭痛、症状がつらそうですよね。

わたしの場合、くしゃみや鼻炎の発作が起きた数時間後、胃にも不調が現れます。

自分の体感としての症状ですが、鼻粘膜についたスギ花粉が、サラサラ体液の鼻水とともに、どうしても喉をくだって胃の中にも入ってきてしまいますよね。

花粉症が鼻だけにおさまらず、鼻水を飲み込んでしまうことにより、のどや胃にも花粉が行ってしまってるのではと思っています。

胃に膨満感が起こり、張ってきて呼吸が圧迫されて苦しくなります。

同時に「ぐ〜ぎゅるぎゅる〜」と、お腹も空いていないのに変な音がなります。

胃の満腹感や空腹感もマヒしたような、変なお腹になります。

わたしは胃までですが、花粉のせいで「腸」までおかしくなる人がいても不思議はないと思います。

薬の副作用で眠気はあるの?

「オキサトミド」という昔からある薬を飲んでいるため、大変眠気が強いです。

1日12時間寝れるのでは、と思うほど、連日眠いです。

この薬を処方された時、薬剤師さんが心配してわたしに言いました。

「アレロック、アレグラなど、もっと眠くならない薬もありますよ。わたしも飲んでいるから花粉症のことはわかります」と。

調べてみたいのですが、普通程度の花粉症ならアレグラでも効き目ありそうですが、わたしの症状だとたぶん歯が立たなくて効かないと思います。

「アレロック」はもう少し作用が効きそうなので、医師と相談してみます。

医師は「効き目のはっきり出る薬はどうしても眠い」といい、薬剤師は「眠さと効き目は関係ない」といい、意見が食い違っています。

しかしわたしが飲んだ経験上、眠くならない薬は効き目がイマイチです。

「エピナジオン」を飲んでいた頃があり、眠くならずに快適でしたが、花粉がぶわ〜っと飛んだ時期に「効かない、足りない…」と思ったので、前の眠い薬に戻してもらいました。

それが現在飲んでいる「オキサトミド」です。

「アレロック」も一度処方をお願いするかもしれませんが、また「オキサトミド」に戻る気がしています。

スギ花粉症の時期、ピークはいつまで?

わたしの場合ですが、春の花「クロッカス」の開花時期は、花粉症で「鼻がこわれる」時期と一致しています。

クロッカスの花期は「2週間」です。

4月上旬には紫のクロッカス、白いクロッカスが毎年咲いています。

黄色いクロッカスはもう少し花期が早く、3月下旬に咲きます。

わたしの住まいは北方の新潟県ですが、黄色〜紫・白のクロッカスが咲く「3月下旬〜4月上旬」が、わたしのスギ花粉症がもっとも重くなる季節です。

遠出など大切な用事をなるべく控え、暖かい空気と一緒に「スギ花粉」を吸い込まないように、なるべく自宅に引きこもりたくなります。

昨日は外気温が20度まで上がり、ポカポカ陽気で、お空も人々も上機嫌でした。

マスクをして自家用車で外出したのですが、外出先でもクシャミ連発、鼻炎と微熱で顔真っ赤、用事がいつもの4割くらいしか足せないような体調でした。

晴れると気分の方はいいのですが、花粉がこわくて心から春の陽気を楽しむことができないでいます。

花粉症対策の飲み物って効き目ある?

お茶や漢方、食品など、花粉症に良いと言われているものがいろいろあります。

わたしのスギ花粉症は、症状が強烈なため、これらの飲み物、食品ではいっさい太刀打ちできません。

通年もっている「ハウスダスト」のアレルギー性鼻炎だと、薬効のあるお茶を飲むと鼻と気分がスッキリして効き目あると思うのですが、スギ花粉に関しては歯が立たないので、全く利用してません。

悲しいのですが、症状を強力に止めてくれる「西洋薬」の力に頼るしかないという感じです。

注射で花粉症が治るって本当?

スギ花粉症のエキスの濃度を徐々に上げて、何度も何度も病院に通って注射をしていくと、スギ花粉に体が慣れてくる治療法があります。

「減感作療法」(げんかんさりょうほう)と言って、大変根気のいる治療法です。

この治療方法は、20〜30年前にスギ花粉症を発症した当時から知っていて、医師にも相談したことがありました。

「効き目が出ない人もいるんだよ」「症状が出てない時期に何度も通わないとで大変だよ」と言われ、減感作療法についてはあきらめていました。

通うのも大変そう、費用もかかりそう、しかも「注射キライ」です。

病気の炎症を止める薬の注射なら進んで受けたいと思うけど、体が「異物」と拒否している「スギ花粉エキス」を体内に注射するということにも、心理的な抵抗感が強くあります。

「注射」は嫌だけれど……最近、舌の下に「薬」を入れるだけで、注射を打たずに減感作療法が行えるようになったという情報を得ました。

舌下の減感作療法、する?しない?

「舌下免疫療法」という治療法が、近年に始まったそうです。

今まで「注射」でスギ花粉のエキスを体内に注入していたのですが、舌下に薬を置く治療法なんです。

pdf「的確な花粉症の治療のために」一番最後のところに、舌下免疫療法の簡単な説明が載ってます。

注射しないでもいいなんて、画期的ですよね。

以前から方法は知っていましたが、ついに治療に使えるようになってとてもうれしいです。

近所にアレルギー専門病院があるので、この治療法について相談してみようと思っています。

この治療法(減感作療法)での問題点は、スギ花粉症の出ていない時期に、長期間病院に通わないといけないということです。

誰でも辛い時には病院へ行きますが、症状が出ない時期に病院に通い続ける自信は、わたしも今ひとつありません。

しかし30年近くにわたって生活の質をいちじるしく下げる病気なので、一度根本から治療してみたいと考えてみます。

スギ花粉のオフシーズンだと、5〜6月ころから始めるのが目安でしょうか。

わたしのように重症なスギ花粉症に悩む人は、アレルギー専門医に舌下でできる「減感作療法」のことを相談してみてはいかがでしょうか。