【ピアノ練習曲】ブルグミュラー18の練習曲13~15曲目ポイント

こんにちは。なんなん(@nannanchannel)です。ピアノ練習曲「ブルグミュラー18の練習曲」13~15曲目のポイントです。

いよいよ練習曲のクライマックスという曲の存在感ですね。練習のポイントを書いてみます。

曲名の和訳は全音楽譜出版社のものです。

13曲目大雷雨

ダーッとスコールが打ち付けてくるのが聴こえるような曲です。個人的には寒いシーズンの雨というより、梅雨時とか真夏の雨という暑い時期のイメージがあります。大気は荒れているんだけど、気温は低いわけじゃない、みたいな。

松葉マークの記号、クレッシェンドやデクレッシェンドが目立つ曲です。ppのピアニシモでは静けさを、ffのフォルテシモは強く激しく、差を出したい曲ですね。

右手のオクターブで上下するトレモロの音型、左手のオクターブ和音もかっこよく弾きたくなる場所です。タララ、タララという隣り合う音の細かい音型と、オクターブの大胆な動きの差も出してみたい。

強弱、音程差をつけやすい曲なので、弾いていて楽しく表現できる曲だと思います。大人も子供も、この曲は大のお気に入りになるでしょう。

14曲目ゴンドラの船頭歌

嵐のあとの静けさでゴンドラってことなんでしょう。前の「大雷雨」とセットでどうぞ、と解説にある曲です。

こちらは明るいながらも静けさのある曲です。曲のイメージは雨上がり独特の美しさがあって、とても好感の持てる曲。

わたしこの曲好きです。9番の朝の鐘と少し通じるものもあって。しかしピアノで弾きやすいか弾きにくいかといったら、弾きにくいタイプの曲だと思います。

まず出だしの左手の分散和音。弾きにくいったらの音型!3回同じように上がったり下がったりするけれど、1音ずつの音程に幅があるので、手を開かないといけなくて不安定に。
また弾くべき鍵盤にはまりにくい位置に自分の指がある。2ページ通して左手を1回もミスらないで弾くのは、けっこう大変です。

右手は美しく弾かないといけないし。涼しい顔をしてこのタイプの曲をキレイに弾けたらピアノもさぞ楽しいでしょう^^。

15曲目空気の精

2曲セットの大曲が終わって次はどんな練習?というと、透明感のあるワルツの練習曲です。18曲セットの後半に入っているにしては、それほど手指が弾きにくいところが見当たらない(わたしだけ?)。ワルツのリズムと細かな3連符の練習なんでしょうか?

右手の3連符の細かい音は、手の格好が弾きやすい音型なので、ストレスなく楽しく練習できます。中間部の締め(テーマ再現の直前)は、左手がオクターブでぼんぼん弾いて、音をはずしがち。気を付けるのはここだけかなと思います。

伸ばす音、スタッカートではずんで切る音の区別をするとよさそうです。

ブルグミュラー18の練習曲13,14,15曲目ポイントのまとめ

18曲のうち終盤に入ってきました。聴きごたえのある曲になっています。1~18番までだんだんむずかしくなるというよりは、18曲を使っていろいろなテクニックを練習させる、たまたま今何番目の曲でということなのかもしれない。

チェルニー練習曲のように、1曲ずつや10曲ずつでガクンとむずかしくなるわけではないのかな…と思いました。

ここまで15曲ちゃんと弾けたらピアノ上達します。残りの3曲、16~18曲目もどうなるのか楽しみです!