「ピアノ練習雑記」長い曲の練習について

こんにちは。なんなん(@nannanchannel) です。
本日一日6時間ほどピアノ練習に費やしました。
ピアノ曲のうち一曲が10分を越える「長い曲」を多く練習しました。
長い曲を練習した理由が自分なりにもろもろあるので、感想を書いて整理してみます。

私のピアノ歴

保育園時代はオルガン教室、小学校から高校までカワイ教室→個人の先生。
大学でも音大ではないですがピアノを少し弾いていました。
卒業後もピアノレッスンを続けたり、独習したり、試行錯誤でやっています。

本日練習した長い曲

いずれも一回通して弾いたくらいです。部分的に指がはまらないところはほぼ放置。
・J.S.バッハ クロマティックファンタジー
・グラナドス 演奏会用アレグロ
・ショパン 幻想ポロネーズ、バラード4番
短い曲の集まりだったり組曲だったり
・J.S.バッハ パルティータ2番
・プロコフィエフ つかの間の幻影
・バルトーク ミクロコスモス6巻ブルガリアのリズムによる6つの舞曲
・ベートーベン ワルトシュタイン、熱情

長い曲を練習し始めた理由

先月8月くらいからピアノの長い曲を練習していますが3つ理由があります。

楽譜が前より読めるようになった

前は長い曲が苦手でした。集中力が持たない、曲のどこをやっているのか途中でわからなくなる。
ピアノの楽譜を読んでいて、疲れる感じが常にありました。
ピアノを初めてもう何十年もたちますが、ようやく楽譜が少し読めるようになってきて、最近楽譜を読んでも前ほど疲れなくなってきました。
曲の途中まで弾いて、疲れると楽譜を閉じて一休みすることもありました。
最近は曲の途中で一服しなくても済んでいます。
前より楽譜が読めるようになったのだと思います。

ピアノレッスンで3か月お休みをいただいている

ピアノの他に声楽を習い始めました。オペラの歌の「ア~~」ってのです。
レッスンの他、みんなで歌う「歌会」みたいなのにも参加しています。
月2回遠くまで歌を習いに行くため、ピアノのレッスンを休んでいます。
ピアノのレッスンがあるとどうしても何か曲をやって仕上げないと行けなくなります。
軸足をレッスンに取られるのでフリーの期間を3か月いただきました。
ピアノの他に声楽を始めたのは、ピアノにとっても良かったようです。
脇腹、左右で一点ずつ、しっかり支えて外に押し出すように声楽の先生に言われています。
ピアノで座ったときの支えがよくなり、弾く上で役立っています。
もうしばらく一人でコツをつかみたいので、ピアノは自主トレ中です。

長い曲を外で弾く機会があまりない

ピアノレッスンを休んでいるのとも関係ありますが、外でピアノを弾かせていただく時には、与えられた時間に制限があることが多いです。
舞台に上がる発表会で6分以内に曲を縮めて弾いたことがあったり、7月に出た発表会も1人5分以内と制限がありました。
内輪のピアノ弾き合い会では何分でもどうぞと言ってもらえることもありますが、あまり長い時間一人で弾き続けるわけにいきません。
長い曲を趣味で弾く場合、自宅で弾くしかないのかなと感じるこの頃です。
ピアノレッスンお休み中に、長い曲を弾くのに慣れる練習をしています。
100m短距離走か3000m長距離、マラソンのようなもので、一人でジョギング、走り込みの練習をしているような実感です。

長い曲を練習するメリット

「大きなキャンバスに絵を描くのに慣れる」
長い曲を弾くのは大きなキャンバスに絵を描くことに似ているように思います。
演奏時間も長い、内容もいろいろ詰まっている。起こるドラマも波乱が大きいです。
長い曲を練習するのは、何と言っても楽しいです。
短い曲が近場のお出かけだとすると、長い曲は遠くに旅行するのと似た感じがします。
短い曲は小さなキャンバスに絵を描くのに似ています。
大きなキャンバス、小さなキャンバス、どちらの絵も芸術性に差はありません。
どちらの曲にも優れた作品が多くあります。

長い曲練習でのデメリットを補うために

10年くらい前にも長い曲を好んで練習した時期もあったのですが、長い曲を弾いていると細かな部分の練習が雑になりがちです。
長い曲は難しい曲が多いですが、最初から最後までどこもかしこも難しいということは少ないです。
弾けるところがすぐ弾けたり、大して練習しなくても最初から弾けてしまう所が意外と多かったりします。
ほんの4小節とか半ページ、1ページ難しいところが出てきても、よく練習しないで放置してしまうことが私の場合多くあります。
短い練習曲のように練習すべきポイントがはっきりしていないので、長い曲の中にでてくる困難なところは弾くたびに手をとめて問題を解決するようにしたいです。

ピアノ曲で長い曲を練習した感想まとめ

ピアノの曲には時間の長いもの短いもの、ページ数の多いもの少ないもの、いろいろあります。
発表会や演奏会での発表時間に制約があったりして、長い曲を練習する機会がないこともよくあります。
私はレッスン受講を休んでいる間、発表の機会がないオフシーズンに長い曲を練習してみました。
自宅で練習する時間が取れるのに発表の機会がない時には、長い曲を練習するのにいい機会です。
長い曲は一曲を弾くのに時間がかかるので、半日一日と時間のあいた日にまた練習してみようと思います。