クラウドソーシング「ランサーズ」を使っていて「返信率低下」に困っている人はいませんか!?
「認定ランサー」の基準に「返信率」の項目もあるため、ひどく低下するのは不利なんです。
クライアント様側からは見えない数値のようで、打つ手もなく2年ほど困っていました。
少しずつランサー側の返信率の仕組みがわかったので、低下を防ぐため、私がとった具体的な方法をまとめてみました。
知らないクライアント様からの「1通目の返信」だけはスルーしても返信率はかわらない
ライターの方ならたくさんくる「見知らぬクライアント様からのお仕事メッセージ」
こちらは最初に来た「はじめの1通目」に限り、返信をスルーしても自分の返信率に影響を与えません。
24時間以内に返信した総数 / 自分が返信した総数 (×100)
「返信」をしないと、分子も増えませんが、分母がふえないため、返信率には影響がないのです。
「返信」をした1通目は「分母」の1通として加わります。
「2通目の返信」を24時間以内におこなうと、分子・分母とも1つふえます。
「2通目の返信」を24時間以上遅くすると、分子が増えず分母だけが増えます。
( → 返信率がじりじり下がります)
「2通目の返信」それから「3通目以降の返信」を、24時間以内に1つ残らずサクサク行わないといけないのです。
返信率〜%の仕組み、イメージがわきましたでしょうか。
私の返信率がガクガクと下がっていった理由
1〜2年前、ライターをしていた私の返信率は、90%台から80%以下、60%台までガクガクと下がっていきました。
規定を満たせず「認定ランサー」から外されました。
その理由は、私とクライアント様とのメッセージの使い方にあったのです。
ランサーorクライアント、どちらがメッセージを締めるか!?
2人で互いに連絡しあい「了解しました」と、私(ランサー)で締めることもあれば、クライアント様が締めることもありました。
2人で会話するので、会話を締めるのが「私(ランサー):クライアント様」で「5:5」になるのが自然です。
先の分数に当てはめますと、私(ランサー)の返信率は50%になります。
100回クライアント様に返信したうち、私で締めることが50回(クライアント様も50回)になる=50%です。
低下中は・・・2通目→3通目→4通目→5通目で、毎回クライアント様が「次もよろしくお願いします」と締めていました
私の返信率が激下りした理由は
- 2通目でクライアント様とやりとりが終わる(締めはクライアント様)
- 3通目もやりとり終わり。締めはクライアント様
- 4通目、5通目も同様
自然な会話をするとクライアント様側でいつもメッセージが終わっていました。
「2通目の終わり」→「3通目のはじめ」には、たいてい5日ほど間があくことが多かったです。
「3通目のはじめ」は新たなメッセージとしてカウントされず「2通目の返事を5日遅れで出した」「遅い返信」と機械のシステム上、処理されていたようなんです。
このルーティンを繰り返したため、私の返信率はどんどん下がっていきました。
1年我慢したのちクライアント様に「返信しないで:締めメッセージ」を送るようになりました
忙しいクライアント様に、内容ゼロの「締めメッセージ」を送るのは大変不本意だったのですが、返信率が80%を割り、70、60・・・と下がるにつれ、これ以上傍観するのはムリと思うようになりました。
お取引のあった約2年間のうち、後半1年間は「ランサーズ内メッセージ」にライティングファイル(txt)5記事ずつ、添付して納品に使うようになっていたのも、返信率を下げる大きな理由となりました。
私が納品すれば、「受け取りました」とクライアント様は当然、メッセージをくださいます。
「次も書けたら納品しますね(返信不要です)」と書きつつ、・・・返信しないでください・・・返信率が下がります・・・と「返信不要メッセージ」を送らせてもらえるようお願いをしました。
「よくわからないですけど・・・来る分には別にいいですけど・・・というようなお返事でした。
不要なメッセージを毎回クライアント様に送るのは心苦しかったのですが、やむにやまれぬ策でした。
2〜3度クライアント様に認定ランサー制度や返信率の存在を訴え、返信率の低下防止につとめました。
60%台まで下がった返信率を70%台に回復させるのは容易ではありません。
私があまりに「返信率・返信率」と言いますので、クライアント様もわけがわからず、メッセージを送る回数を遠慮してくださったようでした。
継続クライアント様に勇気をもって「返信率」の事情を話してみましょう
返信率が下がり始めた初期のころにランサーズ問い合わせ窓口に相談したこともあるのですが、返信は24時間以内にするように、あとは返信率の計算の仕方を教わったのみでした。
おそらく2018年現在の返信率の仕組みでは、ランサー側が「自分で100%返信を締める」形に、むりやり持っていくしか方法がないと考えています。
職種、ひと月にお話する人の人数、総メッセージ数によって、同じようにメッセージやり取りをしたつもりでも、私のようにガクガクと返信率が下がる人もいると思います。
私の場合は
・メッセージはお一人のクライアント様だけと長期(2年)に渡り使用
(他のクライアント様はスカイプなど別の方法で連絡)
・クラウドソーシング慣れしておられてライター取引の多いクライアント様なのにランサーズの返信率の仕組みをご存知なかった
・私自身、返信率の仕組みを理解するのに半年かかり、クライアント様に言えるまで1年かかった
このような経過でした。
ライター(ランサー)側から見える管理画面と、クライアント様側から見える管理画面は、おそらく全くちがっています。
もし「返信率」低下に困惑している方がおられましたら、メッセージの締め方について工夫されるとよいかと思います。
クライアント様と無駄なくコミュニケーションが取れていれば十分・・・と放置したのですが、返信総数が増えるほど、数値を回復するのが困難になるのがランサーズの返信率です。
「見ました」の小さなニコニコスタンプでもあればいいのに・・・そちらを返信の代わりにできたらクライアント様の負担にならないのに・・・と思ったこともありました。
さいごに:ランサーズの返信率低下を防ぐ方法
私の場合、第1回納品(5記事をメッセージに添付)、5日5に第2回納品(5記事をメッセージに添付)・・・この方法で「30記事」1プロジェクトという流れで2年間お取引させていただいて、返信率低下についての記事を書くことになりました。
連絡もマメで記事ジャンルも配慮くださったり、ランサーズのおかげでとても良いクライアント様とめぐりあうことができました。
「返信率のことなんかで良いクライアント様とのお付き合いをやめたくない」
締めメッセージのお願いをするまで半年間、けっこう悩みました。
この記事も、たぶん同じことで悩んでいる人がいる、早く書かないと・・・と思いつつ、今日になってしまいました。
ここ数日メッセージのやりとりがあり、本日久々に80%まで返信率が復活しました。
いったん下がった返信率も、分母と分子をいっしょに上げていくことで、100%とはいきませんが戻していけます。
ランサーズなどクラウドソーシングサービスは、フリーランスとクライアント様をつないでくれる貴重な場です。
返信率が下がって困っている人も、あきらめないで、対応を工夫してみてください。