「進路」自分の行きたいところに行こうよ!「男子高校生の君へ」

みなさまこんにちは。なんなん(@nannanchannel) です。

今日は進路に悩む男子中学生、高校生に「自分の行きたい所に行こうよ!」の話をします。

きっかけは3月に子供の高校の卒業式に親として出席したのですが、最後のクラスルームで卒業生ひとりひとりの話を聞いたことです。

そのときの様子を思い出しながら書いてみようと思います。

高校生の卒業式、最後のクラスルームで思ったこと

わたしは親として出席したので、卒業したのはわたしの高校生の子供でした。

体育館での卒業式が終わったあと、学級担任の先生からひとりひとり卒業証書を教室で授与されて、子供たちが「1分間スピーチ」を行いました。

クラス全員40人なので40人分の話を聞けました。

男女比率は半分ずつ(20人ずつ)で、大半の子が大学に進学する「進学校」でのことです

生徒ひとりひとりのあいさつは?

担任の先生、クラスメートのほか卒業式に出席した親が来ていたので、教室はすし詰め状態でした。

名簿順にひとりひとり先生に呼ばれて前へ出て、卒業証書を受け取ったあと自由に1分スピーチをしました。

先生へのお礼、育ててくれた親へのお礼、一緒に過ごしてくれたクラスメートへのお礼がスピーチ内容の大半でした。

その中でわたしが強い印象を受けたスピーチは女子2人のスピーチで、卒業後の進路のことでした。

2人とも後半は半分泣きながら話していたので、ほんの30秒でも「大変だったんだろうな・・・」ということが伝わる様子でした。

30秒半泣きするほどの卒業後の進路って?

進学校のクラスなのですが、「親の反対を押し切って大学へ行くのをやめた、私にはやりたいことがあるから夢へ向かって進む。」という内容です。

夢のための進路は、女子2人とも専門学校でした。

「私の夢を理解してくれてありがとう」ともスピーチで言っていたと思います。

夢の内容、進路の分野までは聞いていません。

おそらく「声優」「美容」「パティシエ」あたりの専門学校と予測します。

スピーチは1分半泣き30秒と短かったですが、おそらく親子の話し合いには時間も葛藤も必要だったのではと思います。

お父さんお母さんの間でも意見の違いがあったかもしれません。

いずれにしても卒業するまでに自分がどういう道に進みたいのか親に話をして、親の希望との意見調整をして自分の進路を作ったのですから、大したものだと感心しました。

進路調整が卒業に間に合ってよかったね、とも。

親に反対されても言うだけ言ってみる

2人の女子が「自分の意思を通した」と言うということは、おそらく3人か5人くらい「親に言うだけ言ってみたけど反対されて考え直してやめた」という人もいたのではないかと考えました。

特に男子学生の方では一回言うだけでダメだとあきらめてしまうか、思っただけで口に出すのをやめてしまう人が多いのでは・・・というように見えました。

「たとえ反対されても言うだけ言ってみる」というのも、自立の上で大事な行為だと考えています。

1回目は通らないかもしれないけど、3回5回と話していくうちに、自分も親(相手)も変わってきます。

親の意見と自分の意見が違ったときにがまんしてしまうと「そもそも自分はどうしたいのか」を考えることをやめる癖がついてきてしまいます。

うちの子供はどうだったか?

昔どこかで見かけたのですが、フランスの家庭では「あなたはどうしたいの?」と問いかけながら育てると聞いたことがありました。

それを格好よく感じて、うちでは子供が幼稚園くらいの小さいときから「あなたはどうしたいの?」とつまらないこと(今日のおやつはどうするかとか)で聞いてきました。

その結果かどうか、自宅で(当時)ピアノ教室をやっていたような家なのに「わたしピアノやめる、練習したくない!」と、小学校3年生で1年間泣かれました。

家でのピアノ練習のために毎日30分泣かれ続けたので、小4になる前にうちの女の子のピアノはやめさせてしまいました。

「子供の進路を親が誘導する」のをここでやめてしまったので、うちには子供が2人いるのですが2人とも自分で決めてこの後は好きなように進んでしまっています。

大学の国公立と私立ってどう?

地方の進学校では一律に「国公立大学」を進学先として勧めてくるのではと思います。

国公立大学が「学費が安い」「地元就職に強い」ということだけでなく、学ぶ場としてどうなのかよく考えて見た方が良いのではないでしょうか。

わたし自身は公立高校、国立大学に実際に通ってみたのですが、卒業後にいろんな私立高校、私立大学出身の人たちを見ていて「私立の学校は面倒見がよく学校の個性も強くていいな」とよく思います。

「隣の芝生は青い」なのかもしれませんが、公立、国公立しか行ったことのない立場から言うと私立の学校も魅力的です。

これは4年生大学、短大、専門学校との比較でも思います。

専門学校なんて・・・とよく中身も見ないうちに下に見てしまう傾向があるように思います。
専門学校でしっかり勉強すれば将来役に立ったり手に職がつくところも多いのではないでしょうか。

大学、学校のブランド名だけでなく、教育内容をよく見たり卒業生の進路一覧を見て、自分の本当に行きたいところを見つけるのがよいのではと思います。

「進路」自分の行きたいところに行こうよ!「男子高校生の君へ」のまとめ

費用を出してくれるのは親なので、親には言いにくいこともたくさんあるかもしれません。

でも自分がこれから何年も身を置く場所は、自分で決めるべきだと思います。

人に押し付けられた場所では何のためにがんばるのかわかりませんが、自分で決めたことなら自発的にがんばれますよね。

結果は変わらないかもしれないけど、自分の本心を話してみるだけでも道が開けるかもしれません。